こんにちはふじです。
今回は、理学療法士の独立開業ニーズが高まっているので、開業系の塾や治療セミナーで勢いのあるJPR協会(日本疼痛リハビリテーション協会)と、リスク0で開業する方法について解説していきます。
僕自身、サロンを開業した経験もありますし、JPR協会で学んでいた友人も何人かいるので、ネット上の評判よりも信憑性の高い内容になっていると思います。
この記事の最後には、開業初月から80人の予約が集まったサロン経営戦略(僕の実例)を解説しているので、独立開業を考えている理学療法士や柔道整復師の方などは参考になると思いますので、最後までお読みください。
ざっくりですが、パワポにまとめてみました⬇︎
JPR協会のセミナーで理学療法士は独立開業できる?
結論から言うと、JPR協会のセミナーで理学療法士が独立開業することは可能です。
ただ、ここで僕が言いたいことは、
ということではありません。
正直なことを言えば、〇〇〇塾や〇〇〇セミナーなどに参加しなくても独立開業することは十分に可能です。(そのやり方もお伝えしていきます)
つまり、ある条件を満たしていれば、あなたがJPR協会のセミナーに参加していても、していなくても独立開業できるということになります。
逆に言うと、ある条件を満たしていなければ、どれだけセミナーに参加しても独立開業をすることはできないということです。
その条件については、後々触れていくのですが、まずは僕の友人でJPR協会(日本疼痛リハビリテーション協会)のセミナーに参加して、実際に開業している人たちを紹介していきます。
JPR協会のセミナーに参加して開業した理学療法士の実例
自費系の治療セミナーで勢いのあるJPR協会(日本疼痛リハビリテーション協会)ですが、僕自身はフロントセミナーであるロケットセミナー以外は参加したことがありません..
しかし、僕の元職場の同僚Aくんと友人BくんがJPR協会のセミナーに参加し、その後にセラピストとして開業しているので、彼らを例に出して解説していきます。
まず、元同僚のAくんが受講したJPR協会のセミナーが、
となっており、JPR協会の疼痛スペシャリスト養成コースに全て参加していることになります。
これ全部出るだけで、かなりお金がかかってます。
これに対して、友人のBくんが受講したJPR協会のセミナーは、
となっています。
JPR協会(日本疼痛リハビリテーション協会)のHPを見ると、アドバンスコースまで参加すると『筋膜の繋がりから、内臓や頭蓋調整』まで学べるようです。
JPR協会のセミナーが上質だと仮定した場合、治療技術は全てのコースを受けている元同僚のAくんの方が高いことが考えられます。
実際に、この二人の治療を受けましたが、Aくんの方が対応できる症状は多いように感じました。二人とも治療は上手。
ここまでを踏まえると、全てのセミナーに参加しており、対応できる症状が多い元同僚のAくんの方が開業に成功していると考える人が多いはずです。
しかし、現実を見ると..
開業で成功して稼いでいるのは友人のBくんの方です。(成功の尺度はそれぞれなので、ここでは稼いでいることを成功と定義しています)
理学療法士の独立開業に必要なものは治療技術ではない
治療技術が高いであろう元同僚のAくんよりも、友人のBくんの方が大きく稼いでいるのには2つの理由があります。
ちなみに、経験年数はAくんの方が1つ上です。
まずは、理由①のお金に対するプログラミングですが、これに関しては開業だけでなく稼ぐことを考えている人なら全員に当てはまるものです。
お金に対するネガティブなイメージが強いと、お客さんからお金を受け取ることができないので、「稼ぎたい」と言いながらも深層心理でお金を避けてしまう傾向にあります。
過去の経験やトラウマとリンクしています(詳しくは割愛)
特に、「やる気はあるのに行動できない..」と悩んでいる人は、この問題を抱えている人が多いので、お金に対するリプログラミングをすることで、行動できない問題は解決するケースが多いです。
お金を稼いでいく上で、お金のリプログラミングは非常に重要なのですが、これついて解説すると内容からズレるので、お金のプログラミングについては別の記事で解説していきます。
話を戻すと、元同僚のAくんよりも、友人のBくんの方が開業して大きく稼げた最大の要因は、理由②の「ビジネス(特に集客)の勉強をしたかどうか」です。
実際に、二人の開業までのプロセスを聞くと、元同僚のAくんは『治療技術に全フリ』でしたが、友人のBくんはビジネスと治療の勉強を両立していました。
Aくんだけに限らず、専門職に多いのが『技術があれば稼げる』『技術があればお客さんが集まる』という勘違いです。
厳しいことを言えば、技術があるのは当たり前であり、ただの基準値に過ぎません。(魔法レベルの技術があれば別ですが..)
もしあなたが、理学療法士でありながら独立開業をして稼ごうと考えているのであれば、治療だけでなくビジネス(特に集客)の勉強をしてください。
「なんとかなる!」で準備ゼロでは、ほぼ確実に潰れます。
政府のデータを見ても、10年以内に9割以上の個人事業主が廃業しています。
JPR協会で理学療法士が学んでも集客スキルがなければ潰れる
僕があなたに最も伝えたいことは、JPR協会で理学療法士が学んで独立開業をしても、集客スキルがなければ潰れるということです。
つまり、独立開業自体は誰でもできますが、生き残っていくためには集客スキルが必要になってくるのです。
当然、治療技術が低レベルなら長期的には繁栄しません。
ただ、もしかすると、
と、思うかもしれません。
確かに、集客代行を依頼することで、自分は技術にフォーカスできるかもしれません。
しかし、この状態では『他人に命綱を握られている』ということを認識してください。
もし、これらの状況になった時、あなたが集客スキルを持っていなければ、
という末路に陥ってしまい、廃業する治療院の1つになってしまうのは確実です..
そもそも、見込み客を集めることができれば、どんなビジネスも潰れることはありません。
これは、治療院やサロンの開業だけでなく、ネットビジネスでもリアルビジネスでも同じであり、全てのビジネスに当てはまるものです。
だからこそ、理学療法士が独立開業をするなら、治療技術だけではなくビジネス系のスキル(特に集客)も同様に磨いていく必要があるのです。
稼ぐことが目的の理学療法士なら独立開業はオススメではない
ここまで、理学療法士の独立開業やJPR協会のセミナーについて触れてきましたが、ここからは「開業に必要な覚悟」についてお伝えしていきます。
もしあなたが、独立開業を迷っており『なんとなく稼ぎたいから独立開業をしたい』と考えているのであれば、個人的にはオススメできません。
なぜなら、独立開業には治療技術とビジネスを学ぶ必要があり、想像以上に大変な道のりだからです。
それに加えて、独立開業すると単価を自由に決めることはできますが、自分が労働しなければ1円も稼ぐことができないという事実もあります。
つまり、お金の稼ぎ方としては、会社員として働いている時と同じ構造なのです..
一度自分で体験してみるのも良いですが、今よりも収入を増やすことが目的であれば、治療院やサロンの開業ではなく、別の選択肢も考えるべきだと思います。
個人的には、学べば学ぶほど稼げるので情報ビジネスがオススメ。
理学療法士が独立開業するなら目的を明確にしよう
上記でも触れましたが、もし本当に独立開業をしたいのであれば、「本当はどうしたいのか?」という自分の目的を明確にして、開業という手段とズレていないかをチェックしてください。
ここが不十分な状態だと、どれだけ治療技術や集客スキルを磨いても、独立開業の一歩を踏み出すことはできません。
もし、ズレたまま開業すると「これじゃない感や不満足感」に襲われることになります。
ちなみに、開業で稼ぐことにこだわる人は、『専門技術じゃないと稼げないのではないか?』という不安を深層心理で感じていることが多いです。(僕もこれを感じていました)
しかし、いざ実践してみると、稼ぐこと自体が目的なのであれば、開業以外の方が稼ぎやすいことに気づくはずです。
詳しくはこちらへ。
≫ 初月で80人を集客したサロンを捨て、ネットビジネスに転向して気づいたこと
もし、あなたの目的が不明確な状態であれば、もう一度考えてみてください。
そして、ゼロベースの思考で『本当の自分はどうしたい?』と、自分の心に問いかけてみてください..
この質問の答えが、
という結論になったのであれば、ここからはリスク0で独立開業するための4ステップや、僕の開業時の集客戦略について解説しているので、読み進めてみてください。
理学療法士が独立開業で稼ぐための4ステップ
独立開業をする意志が固まっているのであれば、まずは週末開業から始めてください。本業を残した状態で、副業としてスタートすることで、リスク0で開業を始めることができます。
何の準備もなくサラリーマンを辞める人もいますが、失敗するケースが多いのでオススメできません。
まずは、稼ぐための仕組み作りに専念するべきです。
ということで、ここからは理学療法士が独立開業をして稼ぐためのステップを解説していくので、開業を考えている人は繰り返し読んでください。
今回は、ネットを使った方法にフォーカスしてます。
では、詳しく解説していきます。
Step1:顧客が知りたい情報を発信する
まずは、自分のお客さんとなる人を見つけていきましょう。
オフラインであれば、チラシを使った集客や地元コミュニティの繋がりを使う方法などがありますが、今回はネットを中心にお伝えしていきます。
未来のお客さんにあなたの存在を認知してもらうために、価値のある情報を発信をしていく必要があります。
どれだけ最高の技術を持っていても、誰も知らなければ宝の持ち腐れです。
何が言いたいかというと、まずは「自分から情報を発信しよう」ってことです。
今は、各種SNS、note、ブログなど、色々な手段があるので、ターゲットとなるお客さんの属性に合わせて発信媒体を選んでください。(よく分からない人はnoteやInstagramでOKです)
発信媒体を選んだら、実際に情報を発信していくのですが、専門職は自分が気持ち良くなる発信をしていることが非常に多いので注意が必要です。
大事なのは、あなたが発信したいことではなく、お客さんが求めていることを『分かりやすい表現』で発信していくことです。
Step2:リストに誘導し、テーマを決めて教育する
ステップ2では、お客さんとより良い関係を築くために、あなたの発信を見ている人たちを公式LINEやメルマガに誘導して、1対1の関係を作っていくフェーズになります。
1対1ではないSNSやブログなどは、オープンな環境なので他の発信者と並列になってしまいますが、公式LINEやメルマガに登録してもらうことで、クローズドな環境でお客さんとより深い人間関係を築くことができます。
ただし、信頼残高がなければ誰も公式LINEやメルマガに登録してくれないので、ステップ1の情報発信でお客さんが求めている価値を提供して、信頼を獲得しておく必要があります。
ちなみに、公式LINEでは、どんな発信をしてもいいですが、発信のテーマとなるものを決めておくと、お客さんは価値を感じてくれやすいです。
イメージとしては、「私は、〇〇〇の専門家」という感じですが、ここで唯一無二の存在(コンセプト)になれると、集客が楽になります。
つまり、共通した悩みを持ったお客さんに対して、公式LINEの中でさらに具体的な価値提供をしていくことで、お客さんと良い関係を築くことができるのです。
Step3:リストの見込み客をファン化させる
ステップ2まで完了していれば、属性を決めたお客さんがリスト化されている状況になります。
通常であれば、ステップ2から一気にステップ4のトライアルに移行してもOKです。
ただ、今回は売上の8割を生み出してくれるロイヤルカスタマー(高単価のお客さん)を増やすために『ファン化』というフェーズを意識していきます。
もしかすると、
などと先走っている人がいるかもしれませんが、そのままだとファン作りに失敗するので、一旦落ち着きましょう。笑
実は、ファンを作るためには、お客さんにとって有益な情報を発信していればOKというものではありません。
お客さんをファン化させるには、感情的価値を併せて発信する必要があるのですが..
まずは、
という方のために、詳しく解説していきます。
まず、僕たちが感じる価値を大きく分解すると『機能的価値』と『感情的価値』に分けることができます。
この2つをざっくり説明すると、機能的価値は役に立つ情報(Respect)で、感情的価値は好き(LOVE)という感情に繋がります。
つまり、ファン化してもらうには『好き』という感情に繋がるように、感情的価値を高めていく必要があるわけです。
別の言い方をすると、『いかに自分という人間にアタッチメント(深い繋がり)を持ってもらうか?』がファン化にとって重要な要素になるということです。
役立つ情報を発信しているだけでは、より役立つ情報の発信者が現れた時にお客さんが離れるリスクが大きいです。
しかし、感情的価値を高めていれば、お客さんはあなたのことを好きになってくれるので、他の発信者と比較されることがなくなるわけですね。
(起業家)
つまり、専門的な情報だけを発信していくのではなく、あなたの人間性や価値観(世界観)などを文章で表現することがファン化に繋がるのです。
Step4:トライアルを募集して実際に施術
ここまでの1〜3のステップで、誰にも知られていない状態から、あなたの情報発信を楽しみにしている見込み客がいる状態になっているはずです。
4つ目のステップでは、公式LINEのリストに対してオファーを投げて、あなたの施術を受けたいお客さんに施術を提供していきます。
値段はいくらでも良いですが、最低でも3000円以上には設定しましょう。
もし、早めに施術をしたい場合は、ステップ3(ファン化)は飛ばしてもOKですが、独立開業する前からファンがいた方がビジネス的には安定するので、ステップバイステップで進めていくことをオススメします。
ただ、実際に施術をすると言っても、
という疑問があると思います。
これに関しては、レンタルサロンを借りられるウェブサービスがあるので、そちらを利用してください。
1時間1000円くらいで使えます。
いくつかサイトがありますが、instabaseというサイトが使いやすいので、近所のレンタルサロンを探してみてください。
以上の4つのステップを踏むことで、理学療法士がリスク0で開業して稼ぐことができます。
開業する前からファン(固定客)を作っておくことで、開業した時に『お客さんが0人で大赤字』という絶望を回避できるので、安心して治療に専念することができます。
ちなみに、信じられないかもしれませんが、ネットビジネスであれば、Step1〜3までを構築すれば、労働時間0で自動的にお金が入ってくるようになります。(怪しいですよね?でも現実です)
理学療法士が開業した実例【僕の戦略を公開】
リスク0で開業する4つのステップについて解説しましたが、僕が実際に開業した際の戦略をお伝えしていきます。
初月から80人以上の予約を頂いたので参考になると思います。
理学療法士が開業して失敗するパターンの多くは、『痛みだけにフォーカス』してしまうことです。
これの問題点は、早く治して欲しいというお客さんのニーズと、長く通って欲しいという経営的なニーズがバッティングする部分にあります。
そのため、僕のサロンでは『痛み系ではなく美容系』をプッシュして集客をしていました。
美容メニューであれば、『もっと良くしたい』という顧客ニーズが強いので、継続してもらうこととお客さんのニーズがバッティングすることもありません。
美容の方が顧客単価の相場も高いしね。
僕が、サロン経営で特に意識していたのは、サロンに来てくれたお客さんに感動してもらい紹介に繋げることです。
ネット集客も効率は良いですが、利益率を考えると口コミ集客が最強です。
なぜなら、口コミは紹介者の信頼を引き継ぐことができるので、サロンに来た時点で結果が出る状態(感動しやすい状態)が整っているからです。
この辺りは、施術者と顧客の関係による治療効果の話になってくるので、深くは割愛しますが、とにかく施術の結果が出やすいです。
また、美容を入口にしているのも感動を作りやすくする要素の1つです。
予約に関しても、美容メニューは高単価なので、基本的にリピートのお客さんと口コミのお客さんを優先していました。(結果にコミットするため)
すると、必然的にネット経由の予約はいつも待ちの状態になるので、『常に予約が埋まっているサロン』というブランディングを作ることができます。
これにより、集客コストが下がっていき、利益が上がる構造になっているのです。
ざっくりですが、ここまでが僕が使っていた戦略になります。
細かい戦術の部分で言えば、ヒアリングシートやフォローメールなどもありますが、状況によって変化するので割愛しました。
ちなみに、『悟空のきもち』という大人気ヘッドスパ専門店も同じようなスキームで予約待ちを作っているみたいですね。
まとめ
では、最後にこの記事の重要ポイントをまとめて終わりにしたいと思います。以下がこの記事の重要ポイントです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)
もし、ご質問あれば気軽にどうぞ。
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